大阪府河内長野警察署協議会会議録(令和7年第2回)
開催日時
令和7年10月8日(水曜日) 午前10時00分から午前10時58分までの間
開催場所
大阪府河内長野警察署 講堂
出席者
委員
岩本会長、木下委員、中西委員、尾ノ上委員、横山委員、池垣委員、松本委員
警察
署長、副署長、総務課長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、交通課長代理、広聴相談係長
議事概要
1 開会
2 会長挨拶
おはようございます。
本日は、第2回目の警察署協議会ということで、署長はじめ、署の幹部の皆様方には、公務で何かとお忙しい中、お集まりいただきましてありがとうございます。
長かった今年の夏も終わり、今月あたりから、朝晩は涼しくなり過ごし易くなってきました。今年の夏は、非常に暑かったものと思います。
9月には、炎天下のところ、署の皆様におかれましては、秋の交通安全運動など、街頭では暑い中大変ご苦労されたと思いますけれども、無事安全に終わったということで、ありがとうございました。
「あつい」といいますと、今年の関西というのは、非常に熱く盛り上がったと思います。
直近では、大阪大学の坂口教授がノーベル賞を受賞し、自民党総裁選の選挙では、奈良県出身の高市さんが選出されたというふうなこともありました。
その高市さんが熱狂的なファンでもあります阪神タイガースが、9月で史上最速のぶっちぎりで優勝しました。
また、大阪関西万博では、開幕当初は、「もう赤字やで」というふうなことで随分批判もありました。
ところが、特に先月辺りから、入場者がどっと押し寄せまして、今日の新聞にも出ていましたが、250億円くらいの黒字が出そうだというふうなことで、吉村知事はじめ万博協会関係の方々につきましては、ほっと一息、良かったんじゃないかと思います。
話は変わりますが、最近も特殊詐欺、その匿流の捜査員を3,000名体制にするというようなことが先週の新聞記事で読みました。
非常に捜査員を増員して、本腰を入れて捜査等するというようなことがニュースに出ており、その匿流の犯罪というのが止まないということだと思います。
私は、大型バイクに乗るのが趣味でございまして、最近、ネットでバナー広告を見ましたら、バイク仲間では有名なブランドの商品が掲示されていました。そこのバナー広告をクリックしましたら、ブランドの商品が非常に安く売られていました。定価の半額や、極端なものになると8割引きとかで、夏物の在庫一掃セールなどと書かれていました。その中に非常に安いものがあり、1つ買ってみようとしたところ、そばにいた息子が、「それちょっとおかしいんちゃうかお父さん」と言い出しました。そのホームページのことをネット等で調べてみると、偽のサイトが出ているから気をつけなさいと出ておりました。これだけやかましく色んな事を言われているのに、見識が浅はかだったと反省しているところです。
今、お米が高くなって、そのお米の安売りも偽サイトに出ていると聞いています。どうか、少なくともここにおられる皆さん方には騙されないように気をつけていただければと思います。
簡単ですけども私の御挨拶とさせていただきます。
3 署長挨拶
みなさん、おはようございます。
どうぞよろしくお願いします。
委員の皆様には平素から、警察署協議会の運営のみならず警察行政の全般にわたって、深い御理解と御協力を賜りまして、本当にありがとうございます。
本日は本年度2回目の警察署協議会の開催となります。
会議につきましては、警備課長から「警察における災害活動について」の説明を行った後、質疑・応答の時間を設けさせていただいております。
この警察署協議会につきましては、今後、河内長野警察署が、よりよい警察活動を推進していくためにも、どうか忌憚のない、御意見・御要望をいただければと考えております。
私から、この機会に河内長野市内の犯罪発生状況、交通事故の発生状況について簡単にお伝えします。
まず、犯罪発生状況ですが、前回お伝えしましたように、性犯罪事件、自動車関連事件の発生は比較的少なく抑えられております。
ただ特殊詐欺とSNS型投資・ロマンス詐欺については、激増している状況です。
本年9月末現在で、特殊詐欺事件の発生については、
- 約55件 被害金額 約1億3,600万円
(前年比プラス約30件、プラス約1億1,000万円)
で、SNS型投資・ロマンス詐欺につきましては、
- 約40件 被害金額 約3億5,500万円
(前年比プラス約30件、プラス約2億6,000万円)
となっています。
件数、金額とも約2倍以上ということで、激増、危機的な状況になっています。
このため、警察では、全戸訪問であるとか、公聴会であるとか、広報啓発活動を重点的に取り組んでいるところです。
最近では、「従業員を詐欺から守る運動」ということに取り組んでおり、各会社の朝礼や会議等に警察官が訪問して、パワーポイントを使って特殊詐欺防止の教養をさせていただくという運動にも取り組んでいるところです。
まだ始まったばかりですが、みなさんの会社、団体などで、そういった機会があれば、御協力いただければと思います。
次に、本年度の交通事故の件数について説明します。
河内長野署管内における交通事故件数は、9月末現在で、
- 人身事故 149件(前年比プラス10件)
- 物損事故 1,448件 (前年比プラス29件)
で、
- 死亡事故 1件(前年比プラスマイナス0件)
が発生しています。
この死亡事故は、サイドブレーキをかけ忘れて駐車したトラックの自然発車に伴うものでした。トラックの前に出て、動き出したトラックを止めようとしたのですが止めきれず、壁とトラックに挟まれたという事故でした。
これについては、スピード違反とか飲酒運転などの交通違反ではなく、ちょっとした注意で防げた事故で、非常に残念な事故でした。
最後に、住民のみなさまと河内長野署が一体となって、安全で安心して暮らせる河内長野を実現するよう、この協議会がそのパイプ役となることを願いまして、私からの挨拶とさせてもらいます。
本日はどうぞよろしくお願いします。
4 災害について
【警備課長】
警備課は、「警備実施、災害対策・対応、テロ対策、警衛警護」といった業務を中心に行っております。
この週末に予定される「河内長野だんじり」に関する各町への協議、指導、警察官の警備計画の策定と現場実施も担当しております。
また、本日を含め残すところ、あと6日となりました、「大阪・関西万博」に関する署員の警備派遣を伴う業務も行っており、署員の一部は、一昨日の天皇皇后両陛下の警衛にも従事しました。
さて、本日の話は、昨年の元旦に発生した「石川県能登半島地震」について、大阪府警察が実施した災害警備活動、そして、皆さんにお願いしたいことの2点についての話をさせていただきます。
まず、「令和6年能登半島地震」について、簡単に振り返ってみますと、元旦の午後4時10分に、石川県能登地方を震源とするマグニチュード7.6規模の地震が発生し、志賀町、輪島市で震度7を観測しました。
当日の午後7時頃、警察庁より、大阪府警察を含む警察災害派遣隊に派遣指示が入りました。
御参考までに、大規模な災害が発生した場合、広域緊急援助隊という部隊は、内閣総理大臣官邸にある危機管理センターから各省庁が指示され、警察庁管理のもと派遣調整がなされ、出動下命となります。
発災当日は、大阪府下では、ミナミでのカウントダウン、住吉大社等の警備で多数の機動隊員等を運用していましたので、非番・週休等の機動隊員等を招集して、準備ができた部隊から順次、石川県に向けて出発しました。
地震の発生が夕方で、すぐに夜間になったため、被害の規模感がまだ掴めていないまま、救助隊は現地に向かいました。
ところが、石川県内に入る直前位に、警察庁から、道路が寸断されてるので車両での現地入りは難しい、高速道路の北陸道、尼御前(あまごぜん)サービスエリアで、待機せよとの指示が入りました。
救助部隊がサービスエリアに到着した後、しばらくして自衛隊の小松空港基地に転進せよとの下命がありました。
一部の警察部隊は、自衛隊のヘリで被災地入りすることとなりました。
お手元の資料では、ヘリにスムーズに乗れたように感じますが、実際は、夜中のサービスエリアから小松空港までの間、警察庁、石川県警や自衛隊等の交渉は、重量制限に始まり、名簿の関係、フライト時間、着陸場所の調整、持ち込み資材の選定、何回フライトで搬送してくれる等、夜を徹した作業調整となったようです。
自衛隊も、自分達の部隊搬送や救援物資の搬送等、ヘリの運用が大変だったようですが、我々、警察部隊も搬送していただきました。
結果として、ヘリでの部隊輸送は、重量制限の関係で資材が限られるなど、不便を強いられた部分もありましたが、陸路部隊より半日から1日早く現地入りでき、結果としてより早く、要救助者を救出することができました。
その点について、よかったと認識しています。
次の資料は、発災直後の現地での活動写真になります。
1階部分が押しつぶされた家屋が多かったようです。
地震の揺れの影響や瓦の重み等の条件が重なっていたのかと考えられます。
また、次の資料の写真は、警備犬を活用した捜索状況です。
警備犬は、普段、爆発物捜索や警戒警備等に従事していますが、災害時には、人間が入れない隙間を入り、倒壊家屋内に人が残っていないか捜索したりしています。
今回の能登半島地震においても、大阪府警察から、のべ7頭の警備犬が派遣され、現地活動を行っています。
ここからは、皆さんへのお願いの話となります。
何か一つでも持ち帰りいただき、家族や事業所等で話してもらえたらと思います。
防災の三助とは、災害による被害を最小限にできる社会を実現するために必要な取組で、自助、共助、公助をまとめて防災の三助と呼ばれています。
また、地域包括ケアでは、自助・共助・公助に 「互助」を加えて、 四助(しじょ)という概念が用いられる機会も多くなっています。
もう少し、防災の三助について説明しますと、
- 自助=自分と家族の命や財産を守るために、自ら防災に取り組 むこと簡単にいうと、「自分の身は自分で守る」
- 共助=近隣住民や被災者と互いに助け合うこと「被災者同士で助け合う」
- 公助=行政による公的な支援のこと「行政の支援を受ける」
つまり、自助、共助、公助を有機的に連携させた防災対策が重要であります。
前段で、警察の活動を紹介させていただきましたが、公助としての警察活動はできる限りのことはやる次第ではありますが、警察官の数を含めて警察力には限界があります。
ぜひ、みなさんには、自助・共助の取組を進めて欲しいと考えます。
まずは、自助についてです。
繰り返しになりますが、自助とは、「自分の身は自分で守る」という考えに基づいて、自分や家族の命と財産を守るために、平時から災害に備え、災害発生時に適切に行動することです。
災害発生時には、周囲の人は自分やその家族のことで精いっぱいですし、行政が本格的に被災者の救助や支援に動き出すまでには、一定の時間がかかります。
また、災害発生時に迅速かつ適切に命を守る行動をするためには、平時から災害の発生を想定して備えておく必要があります。
具体的な取組としては、これらの例が挙げられます。
ローリングストック法について、少し補足させていただくと、災害発生時に備え、食料品や日用品について平時から少し多めに購入して、使った分だけを買い足す、もしくは定期的に入れ替える習慣をつけることによって、常に一定量を備蓄しておく備え方です。
今日からでも遅くありません。まさに「備えあれば憂いなし」です。
最近の備蓄食は、とてもよく考えられており、カロリー、栄養についても改良がされ、種類も豊富で、選ぶ楽しさも出てきています。
共助とは、災害の被害を最小限に抑えるために、近隣住民や地域の人と互いに助け合うことです。
災害発生時、まず行うべきは自分と家族の安全確保ですが、その後は、周囲の人と助け合いながら行動することが安全性を高め、生活の安定をもたらします。
災害発生時に最も多くの被害が出るのは発災直後の短い時間です。
しかし、大規模災害が発生した場合、行政が本格的に災害対応を始めるまでに時間がかかるので、共助が重要な意味を持つことになります。
災害発生時に円滑な共助防災を行うためには、平時から近隣住民や地域の人と関わり、良好な関係を築いておくことが重要です。
平時から行っておきたい共助防災の取組の例です。
この「共助の仕組み」は、本当に大事だと思います。
石川県での活動においても、リストにあった安否不明者の倒壊家屋で捜索をする際、近所の人に「ここは、何人のお住いの家なんですか?」 等と確認したところ、「昨日、全員避難所に行きましたよ。」等とか、「近所の者で、助けました。」等の話もあったようです。
我々警察は、そのようなお話しをもとに、危険が伴う現場での救助に専念できるという側面もあるのです。
私自身が過去に派遣された、広島県豪雨災害でも住民の方の情報が頼りとなって、1人の女性を救出したという経験もあります。
また、被災状況が落ち着き、電話や通信が復旧した頃に注意が必要なのは、災害で不足する物品などを、あたかも、すぐに手に入るなどとだまし、金銭等を振り込ませたり、クレジット決済させたりする手口も考えられます。
これは、当署管内でも増加している「特殊詐欺」などと同様のものであり、地域の方が情報共有することで、格段に防止効果が見込まれます。
最後は、公助防災についてです。
公助防災の取組は多岐にわたりますが、これらのようなものがあります。
これらは、地域住民の皆さんが、ぜひ知っておいて欲しいものになります。お時間のあるときに、ご確認していただければと思います。
自然災害は、地震に限りません。
風水害、大雨に伴う土砂災害なども想定されます。
さらには、自然災害に伴うライフラインの寸断、火災なども考えられます。また、地域社会が抱えるご事情は様々あることも、承知しているところです。ただ、先にもお話ししたとおり、有事の際の公助には限界があります。
そのためには、自助、共助が欠かせないということです。
いざというときに、自分自身を、家族を、ご近所さんを、大事な方を守れるように、また、慌てず冷静に対応できるように、しっかりと備えをしていただければと考えます。
当署としても、できる限りの対策と対応ができるように進めて参ります。
以上で私からの説明を終わります。
5 質疑応答
(1) 交番勤務について
【委員】
交番には誰もおられない時がありますが、警察官が留まっている時間帯とか、決まり事はあるのでしょうか。
【地域課長】
今の質問に関してですが、交番の勤務員は、所外活動、警ら、巡回連絡、在所勤務、休憩というような勤務出方があります。
ただ、事件、事故があった時には、休憩時間であっても対応しています。
交番の勤務員に御用の方は、交番に警察電話を置いていますので、「500番」に連絡をしてもらえれば、無線の基地局に繋がります。
連絡をいただくと、交番の勤務員もしくは、近くにいる勤務員が交番に戻り、対応しますので、よろしくお願いします。
(2) 少年非行について
【委員】
夏休み中に検挙された市内の少年事件、非行などがありましたら、その件数や概要でもよいので、御教示お願いします。
【生活安全課長】
夏休み中、河内長野市内で検挙した少年事件については、10件程度です。
主な事件の概要は、
- 少年同士のトラブルから発展した傷害事件
- 保護者が少年に煙草を与えた喫煙禁止法違反事件
- 駅構内における盗撮事件
などになります。
また、夏休み中に、午後10時から午前5時までに正当な理由なく深夜徘徊したり、喫煙したりして、地域警察官に補導された不良行為少年の補導件数については、80件程度になります。
傾向として、事件は前年に比べて倍増、補導は前年に比べて半減となります。
府内全体と比較して、特に河内長野が荒れているというわけではありません。
【委員】
少年の中で、薬物関係というのはありましたか。
【生活安全課長】
夏休みという訳ではありませんが、薬物、大麻に関連する事件は取り扱っています。
(3) ストーカーについて
【委員】
河内長野市におけるストーカー事案件数を教えて下さい。
また、対応について何かあれば合わせてお願いします。
【生活安全課長】
今年、河内長野市でのストーカー相談にあっては、暫定値ですが、10件程度受けています。
これは他の地区と比べて、決して多い数値ではありません。
ストーカー事案については、事案内容により、個々の事情がありますので、一概に対策というのは言えません。
対策というより対応としては
- つきまとい行為、スマホへのメッセージ等、気持ち悪いなと思えば、迷わず相談してほしい
- たとえ勘違いでも構わないので相談願いたい
- 警察は1回の相談として終了せず、こうしたストーカー相談に対しては継続して対応しています
- 基本的に、事件として対応できるよう事件化を視野に刑事課も共同で聴取している
ので、まずは相談していただきますようお願いします。
近年、各地でストーカー関連の殺傷事件などもあり、警察に対する不信感、ご自身や身近な方がストーカーに遭われるかもといったご心配される気持ちもあると思われます。
警察ではストーカー事案を認知すれば、全件、署長、副署長、府警本部に報告し、組織で対応しています。
事案に関しては、相談者の意向を踏まえながら、現状可能な限りの措置を今後も行っていきます。
















