大阪府旭警察署協議会会議録(令和7年第3回)
開催日時
令和7年11月28日(金曜日)午前10時00分から午前11時00分までの間
開催場所
大阪府旭警察署 4階講堂
出席者
委員
秋田会長、上原委員、井上委員、信達谷委員、岩崎委員、延山委員
警察
署長、副署長、総務課長、留置管理課長、会計課長、生活安全課長、地域課長、交通課長、警備課長、刑事課長、刑事課長代理、広聴相談係長
議事概要
1 逮捕術展示試合
2 署長挨拶
3 会長挨拶
4 警察署幹部による業務報告
(1) 生活安全課長
生活安全課からは、まずは特殊詐欺について話をさせていただきます。
最近の情勢について御説明します。
一昨年、昨年と、被害額に関しましては年々増加しており、厳しい状況は変わっておりません。
大阪府下全体では、昨年は特殊詐欺、SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺等の被害額が約190億円にのぼりましたが、今年は現時点で約270億円の被害額となっています。
今の時点で昨年の被害額をはるかに超えているということになります。
一日あたりに換算すると、毎日7,500万円ほどの被害が発生しているということになります。
旭区における特殊詐欺の情勢ですが、認知件数も若干増加していますが、被害額がかなり増加しており、約3億円の被害が旭区内で発生しています。
いわゆるアポ電に関しましては、旭区管内で今年は370件を超えるアポ電が発生しています。
従来はだまされるのは65歳以上の高齢者が多かったのですが、最近の傾向で30代、40代の方も被害に遭うケースが増えています。
1件あたりの被害額が多く、ネットバンキングの口座を開設させられ、多額のお金を複数回振り込みさせられ、何度も振り込んだ後にようやく詐欺だと気がつくケースが多くあります。
こういった厳しい情勢の中で、特殊詐欺を抑えるためにどのような取組をしているかと言いますと、ヤクルトレディによる広報活動をお願いし、注意喚起を促しています。
また、防犯協会には女性部隊というものがあるのですが、旭署として正式に、犯罪抑止隊として委嘱状を交付のうえ、防犯活動をお願いしているところです。
8月には、新聞等で報道されましたが、大阪府安全なまちづくり条例が改正されました。
65歳以上の高齢者がATM等で携帯電話を使用していた際に、注意喚起ができるようになりました。
これまでも実施していましたが、法的な後ろ盾ができた形になります。
当署管内にも三十数か所の金融機関・コンビニエンスストアがありますが、一軒一軒回りまして、法改正の件を周知してもらっています。
こういった形で厳しい情勢ではありますが、府民の皆様、事業者の皆様と協力して被害を減らすよう取り組んでいるところです。
(2) 刑事課長
この春警察本部から着任しまして、7月の協議会におきまして、春先に発生した連続放火の犯人逮捕の件や、変質者割り出し逮捕など、旭区民の体感治安に直結する犯罪を重点的に捜査を展開している旨を発表させていただきました。
前回の協議会以降も引き続き旭区の皆様が安心して暮らしていけるまち作りを目指しています。
具体的には、女性を対象としたわいせつ事件を1週間以内に割り出して逮捕しております。
また、夜間に集合住宅に火を放って逃走していた犯人につきましても翌日には逮捕しております。
なかなか表には出にくい犯罪、例えば、ある犯罪のアジトや、泥棒が盗んだ品物を保管する拠点を摘発し、大阪府警察本部と連携して犯罪グループごと検挙しております。
旭区から犯罪グループの拠点を排除しています。
刑事課としましては、これからも、旭区民の皆様が安心して暮らせるように、犯罪が根付かないまちにしていきたいと思いますので、引き続き御協力をお願いします。
(3) 刑事課長代理
犯罪抑止戦略官として、犯罪の発生状況について御説明します。
特殊詐欺の発生状況について、先ほど生活安全課長から説明がありましたが、皆様に知識として知っておいていただきたいことがあります。
国際電話を使った詐欺が急増しており、プラスから始まる番号から電話が架かってきたら、それは詐欺電話です。
警察がプラスから始まる番号で電話を掛けることは絶対にありません。
国際電話が必要なければ、拒否設定ができますので、設定していただいたらと思います。
先日もそういった国際電話があったということで、一般人の方から相談を受け、旭署のほうで拒否の設定のお手伝いをしました。
犯罪の発生状況ですが、自転車盗に関して、検挙も多くしているのですが、発生がなかなか減らないといった状況です。
また、自転車の前かごに荷物を置いたまま買い物などをして、その間に荷物が盗まれるといった事件も増えております。
車から物を盗む車上狙いが減少している一方で、身近に狙いやすい、自転車の前かごから物を盗むという手口が増えているといった状況です。
前かごが狙われているということを認識していただきたいと思います。
(4) 交通課長
交通情勢についてお話しさせていただきます。
現在、大阪府内におきまして交通死亡事故多発警報が発令中です。
これは、10日間に10人以上の交通事故死亡者が出ると発令されます。
今回、11月15日から22日までの8日間で10件死亡事故が発生し、11人の方が亡くなられたことで発令されました。
それを受けまして、今月25日から来月4日までの10日間、警報が発令されるという形になります。
旭署としましては、期間中は日常の活動に加えまして、交差点活動や府下で増加傾向にある自転車事故対策をしております。
交差点における立番や、パトカーによるレッド走行を行いまして、主要道路に緊張感を与えるよう、取組みをしているところです。
10月までの旭警察署管内の交通事故発生状況について、御説明します。
今年はこれまで、139件の人身事故が発生し、前年と比べてプラス33件となります。
中身を見てみると、プラスのうち27件は自転車関連事故になります。
自転車事故が33件の増加の大半を占めている事が分かります。
昨年、旭区で6月に死亡事故が発生し、その後、1年4か月死亡事故が無かったのですが、残念ながら10月14日午前9時13分ころに、高殿2丁目交差点におきまして死亡事故が発生しました。
北から東への左折のワゴン車が、左折先の横断歩道を右から左に渡っていた高齢の歩行者に衝突しまして、高齢の歩行者の方が亡くなりました。
事故の運転手に事情聴取したところ、左折する際に後方の安全確認をしていて、右から来る歩行者に気がつかなかったと供述しています。
旭区の交通情勢としましては、自転車事故が非常に多いです。
府下平均ですと、交通事故に占める自転車事故の割合は約35パーセント程度なのですが、旭区におきましては交通事故の約6割が自転車事故になっています。
原因が分かっているため、自転車に対する取締り等を強化しているところですが、自転車は気軽な乗り物だという認識があり、免許がなくても誰でも乗れる乗り物だということから、なかなか指導、取締りが及んでいないのが現状です。
今後も自転車取締りをメインに、旭区全体の交通安全と安心のため、交通課一丸となって取り組んでいきたいと思います。
















