大阪府天王寺警察署協議会会議録(令和8年第1回)
開催日時
令和8年2月16日(月曜日)午後3時から午後4時までの間
開催場所
大阪府天王寺警察署 講堂
出席者
委員
東浦会長、南井委員、廣芝委員、川上委員、片岡委員、米永委員
警察
署長、副署長、総務課長、留置管理課長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、広聴相談係長
議事概要
1 会長挨拶
本日は、お忙しい中をお集まりいただき誠にありがとうございます。
天王寺警察署におかれましては、署長指揮のもと、天王寺区内の治安維持のため、昼夜を分かたず、警察活動に懸命に取り組んでいただいていることに、深く感謝を申し上げる次第です。
昨年は、全国で相次ぐ自然災害や痛ましい事件が多く発生しましたところ、天王寺署管内では大きな事件や事故もなく、無事に新年を迎えることができました。
本年も引き続き、署員の皆様には私たちのまちの安全のため治安の維持に御尽力していただくことを期待しておりますので、どうぞよろしくお願いします。
警察署協議会としましては、日頃、各委員が感じたこと、地域住民から聞いたことなどについて、警察と地域住民との架け橋となり「天王寺を安全で安心して暮らせるまち」とするための警察活動を支援して参る所存です。
委員の皆様方には、忌憚ない御意見を賜りますようお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。
2 署長挨拶
皆さんこんにちは。
皆様方には御多忙の中、天王寺警察署協議会に御出席を賜り、誠にありがとうございます。
今年度3回目の天王寺警察署協議会の開催ということで御挨拶申し上げます。
皆様におかれましては、日頃から警察行政各般にわたり格別の御協力御支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
昨年、特殊詐欺の被害額は、前年の被害総額を大幅に上回り、当署管内においても被害額も増加しています。
他方、SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺の被害額も甚大で幅広い年齢層の方が被害に遭われております。
中には、私(署長)の名前を騙る詐欺未遂も発生したところですが、警察官がテレビ電話等で警察手帳や逮捕状を見せたりすることは絶対にありませんので注意をお願いします。
一方、交通事故につきましては、3年間交通死亡事故ゼロを達成しましたが、自転車利用者による交通事故が全体の約4割を占めるなど、4月からの交通反則通告制度適用による交通指導取締りの強化と合わせて自転車用ヘルメットの普及促進に力を入れて参りたいと考えます。
引き続き「安全なまち天王寺」を実現するため全力で取り組んで参りたいと考えております。
最後に、委員の皆様には忌憚のない御意見を賜りますとともに、本会議が有意義なものになるようよろしくお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。
3 逮捕術見学及び護身術体験
署員3組(1組2名)による逮捕術試合見学
護身術体験 不意の攻撃から身を守る体捌き
4 業務報告等(各課長説明)
(1) 刑事課
刑法犯の発生の傾向、事件の検挙解決について
(2) 交通課
交通事故発生状況について
(3) 生活安全課
犯罪発生状況、犯罪抑止対策について
(4) 地域課
110番の日の取組みについて
5 議事
(1) 交通安全関係標識の設置について
【委員】
町内会で、飛び出しくん(標識)の設置を検討しています。
留意事項があれば教えてください。
【警察】
飛び出しくん(標識)は、主に地元のPTAや町内会が、児童が道路に飛び出して自動車などと接触する事故を防止する目的で、ドライバーへの注意喚起のために通学路などに設置されているものと認識しています。
設置の検討にあたり、通学児童の安全対策の一環として、まずは区役所の市民協働課に相談していただければと思います。
その中で、飛び出しくんの設置場所が私有地内(管理地内)であれば問題はありませんが、歩道上や路上であれば道路上における工作物となることから、道路管理者へ相談する必要がありますので注意してください。
(2)道路交通法改正(自転車の交通違反)について
【委員】
令和8年4月1日からの道路交通法改正(自転車の交通違反)について教えてください。
【警察】
本年4月1日から自転車の交通違反者に交通反則通告制度(青切符:違反者が反則金を納めれば刑事罰が科されない制度)が適用されます。
青切符の導入に至る背景ですが、自転車は幼児から高齢者までの幅広い層が利用できる身近な交通手段です。
しかし、交通事故件数の総数が減少傾向にある中、自転車関連事故の構成比や自転車と歩行者の事故発生件数は、増加傾向にあります。
また、自転車と自動車等の事故のうち、自転車乗車中の死亡・重傷事故のうち約4分の3には自転車側の法令違反があります。
そういった中、自転車の交通違反の検挙件数は増加しており、青切符の導入により簡易迅速に処理し、違反者と警察の時間的・手続的な負担を軽減するとともに、違反者に前科がつくことをなくしつつ、実効性のある責任追及を可能とし、自転車関連事故の抑止を図ることを目的とする制度として、今回青切符の導入に至ったものです。
違反種別等については、
- 対象となる違反行為は100種類以上
- 対象となる年齢は16歳以上
- 反則金額は原付バイクと同一
となり、警察官の指導や警告に従わず違反行為を続けた場合や、通行車両や歩行者に危険を生じさせる行為、交通事故につながるような悪質・危険な違反行為は取締りの対象となります。
(3) アライグマの出没の際の通報先等について
【委員】
アライグマが出没しているらしいのですが、通報は警察でしょう か、動物園でしょうか。
【警察】
回答としましては「役所へ通報していただきたい」となります。
アライグマは特定外来生物で農作物の被害とか家屋への侵入、咬まれる危険性、感染症のリスクもある動物です。
アライグマは特定外来生物法、鳥獣保護管理法などの法律上、我々警察も含め、許可なく駆除、捕獲することはできません。
アライグマ出没の情報提供や、駆除、捕獲の判断や許可については役所が窓口になっており、天王寺区役所では保健福祉係という部署が担当しています。
通報を受ければ、様々な助言や、健康面、衛生面についての指導などをしてくれますし、捕獲や駆除についても窓口として対応していただけますので御相談していただければと思います。
では、我々警察が通報を受けた場合ですが、その際でもまず市区町村や保健所に連絡し情報提供や連携を図ります。
そして安まちメールの発信などの広報活動による注意喚起を行ったり、さらには「襲われている人がいる」「家屋に侵入し危害が加えられそうな状況にある」など、緊急性や危険性がある場合には、皆様の安全確保のための避難誘導や交通規制などを実施します。
よく警察が動物の捕獲などをしている映像がニュースなどで流れていますが、あれも役所の方が主導で実施している捕獲活動に警察が協力していると思ってください。
最近は熊による被害が全国的に発生しているところで、警察官が警察官職務執行法によりハンターに対して猟銃の使用を命じて駆除してもらうことがありますが、これはあくまでも緊急性の高い状況で、ヒグマ、ツキノワグマ、猪、鹿などといった危険度の高い動物や緊急性の高さなどから判断されるもので、アライグマに適用するのは非常に難しいと思います。
ただ少し話が変わりますが、アライグマが輸入、販売、飼育されている場合は、特定外来生物法の違反として警察が主になって取り扱いますので、その際は警察に御連絡いただければと思います。
最後に動物園ですが、天王寺動物園には確認しましたが、動物園は駆除や捕獲、または引き取りも実施していないとのことでしたので通報は控えていただくようよろしくお願いします。
(4) 警察官を騙った特殊詐欺について
【委員】
SNS等で、警察官を騙った特殊詐欺が横行していると聞いている。
これら手口の被害者は、これまで被害者の多数を占めていた高齢者だけでなく、若年層も被害に遭っていると聞き大変心配している。
どのような対策を講じているか、また講じていこうとしているのかを教えて欲しい。
【警察】
御指摘のとおり、警察官騙りの手口は非常に多くなっています。
この種の手口の多くはSNSや電話等、非対面で終始し、匿名性の高い手口であるため、犯人を捕まえにくく、いかに予防するのかが鍵となっています。
このため、警察では録音機能付電話機の設置促進や国際電話の犯行利用が多いことを鑑み、国際電話の利用停止措置等を推進したりしております。
また各種キャンペーンでも手口の周知を行っているところです。
委員の皆様もお知り合い等に広めていただければ幸いです。
警察はSNSでの連絡をしませんし、そもそも犯人に「あなたは捜査線に上がっている」等と事前に話したりしません。
















