大阪府中堺警察署協議会会議録(令和8年第1回)
開催日時
令和8年3月3日(火曜日)午前10時00分から午前11時05分までの間
開催場所
大阪府中堺警察署 6階講堂
出席者
委員
森会長、谷埜副会長、中谷委員、納谷(廣)委員、中野委員、納谷(尚)委員、西尾委員、淺尾委員
警察
署長、副署長、総務課長、留置管理課長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、犯罪抑止戦略官、広聴相談係長
議事概要
1 会長挨拶
皆様おはようございます。
令和7年度末と言うことで、本年も中堺警察署管内で安全と安心をお守りいただきまして、1年ありがとうございます。
4月から始まる自転車の青切符や罰金刑とか、今朝もテレビで自転車の事故がかなり増えているということをやっており、もちろん初めての取組とは思いますが、また、御苦労があるとは思いますが、自転車の取締りをよろしくお願いしたいと思っております。
本日はよろしくお願いします。
2 署長挨拶
皆様おはようございます。
会長をはじめ、委員の皆様には、平素より警察行政各般にわたり、深い御理解と御協力を賜り、この場をお借りして深く感謝申し上げます。
ありがとうございます。
また、本日は御多忙のところ、またあいにくの天気にも関わらず、令和8年の第1回警察署協議会に御出席いただき、重ねてお礼申し上げます。
さて、犯罪情勢や交通情勢、警備情勢に関しては、この後、担当者から詳しく説明しますが、私からもポイントを取り上げて簡単に説明させていただきます。
中堺警察署管内で大きな被害が出ている犯罪は、特殊詐欺とSNSを悪用した投資詐欺、ロマンス詐欺です。
昨年の被害件数はあわせて100件を超え、被害金額も合計すれば3億円を超えています。
本年を見ると、現時点では特殊詐欺の被害は昨年同時期よりも減少していますが、反面SNS型投資・ロマンス詐欺の被害は大きく増えており、SNS型投資・ロマンス詐欺では被害金額も既に5,000万円を超えております。
警察でも被害防止対策を推進しておりますし、関係機関や団体、また金融機関、コンビニエンスストアといった事業者の協力を得て、何とか被害を防止しようと取り組んでおりますので、皆様も被害防止のための広報啓発等への御協力をお願いします。
特に特殊詐欺では、警察官を騙る手口で、若い世代から中年世代の被害が多発しています。
高齢者だけに限らず、幅広く注意喚起に御協力ください。
また身近な犯罪被害として、自転車やオートバイの盗難被害が多発しています。
昨年1年間で、中堺警察署管内でも約240件の自転車の盗難被害が発生しています。
この数は、中堺警察署で認知した刑法犯被害の約20パーセントに上り、自転車盗が犯罪発生件数を押し上げていることになります。
被害にあった自転車は、ほとんどが無施錠、駐輪するときにカギを掛けていなかった自転車になり、カギを掛けていれば被害に遭っていない可能性が高いと考えられます。
自転車をとめる時は、短時間でも確実にカギをかける、こちらも委員の皆様からも広報願えればと思います。
もうひとつ、協議会の度に一言お願いしていますが、警察官の採用についてです。
令和8年度、第1回警察官採用試験の受付が3月1日から始まっています。
昨今、一般企業では、IT化やAIの活用が急激に進んでいますが、我々警察の業務は、警察官がいないと回っていかない、つまり人で成り立っています。
府民が安心して暮らせる「安全なまち大阪」を確立するためには、やはり、人材の確保が大切です。
そのため、多くの方に警察官採用試験を受験していただくよう、中堺警察署でも高校や大学に赴くなど、リクルーター活動を行なっております。
今年から、採用の年齢制限も35歳に引き上げ、幅広く警察官となる人材を求めています。
警察署協議会委員の皆様にも、親戚や知人への声掛けや、また様々な会合の機会に、一言、警察官採用試験を話題にしていただければ幸いです。
終わりに、警察署協議会では中区民の代表である委員の皆さまから、御意見を頂戴しております。
いただいた御意見は、中堺警察署の業務運営に生かして参りたいと考えております。
皆様からは引き続き地域住民の「生の声」として、御意見をお聞かせ願いますよう申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。
本日の協議会も、よろしくお願いします。
3 管内の犯罪発生状況について
- 犯罪情勢
- 交通情勢及び4月からの自転車青切符に関する説明
- 警備情勢
4 質疑応答
(1) 飲酒絡みの粗暴犯事案について
【委員】
よく飲み仲間の噂で深井の夜は怖いと言われます。
タクシーもなかなかなくて帰りに困る、と先日もそんな話がありました。
実態はどうですか。
昨年1年間に事件はありましたでしょうか。
【警察】
詳しく当署の担当者から聞いたところ、深井駅付近における飲酒絡みの事案、そして、タクシー運転手に対する飲酒絡みの事案と聞いております。
昨年1年間は、中堺警察署の同事案については、飲酒絡みの事案が12件ありました。
それは、居酒屋とかスナックビルにおける店内での酔っぱらい同士の喧嘩になります。
その内の半数が午前0時から午前5時ころとなっております。
タクシー運転手に対する事案ですが、1件だけ把握があります。
以上です。
(2) 警察の「のぼり」について
【委員】
南堺署で見かけたのですが、新年の「のぼり」がありました。
中堺署では、「のぼり」等はみかけません。
【警察】
御指摘のとおり、南堺警察署の敷地内に「のぼり」が多数設置されていることは私自身も認識しており、私の前任署などでも庁舎玄関付近に「のぼり」を掲げて市民の方に特殊詐欺の被害防止や交通事故防止等に関して注意喚起などを行っていました。
当署でも、生活安全課や交通課で、先ほどお話ししていた「特殊詐欺」の啓発や「地域安全運動」「交通安全運動」などの際に、広報啓発用で使う「のぼり」を56本所有しております。
それぞれの運動期間中、深井駅やスーパーなどで実施するイベントや区民フェスタなどで啓発用に使用しています。
「のぼり」の設置に関しては、警察署敷地内であれば許可なく設置できますが、道路などであれば許可が必要となってきます。
中堺警察署の敷地内での「のぼり」による啓発ですが、開署当時は「のぼり」による啓発を実施していたと聞いておりますが、設置されていた「のぼり」が強風で飛ばされたことがあります。
幸い怪我人や事故はなかったものの、それ以降は「のぼり」による広報を次第に控えるようになったと聞いています。
質問を受けて、実際、当署の正面玄関付近を確認したところ、区役所側や深井中学校側の植栽付近にのぼりを立てると、歩道を通行中の歩行者や駐車車両に近く、万が一倒れた際には事故につながる恐れが高いと思われます。
また、庁舎側のスペースは歩道帯があるため、歩行者の通行に妨げになると思われ、設置するスペースが限られてきます。
おっしゃるとおり、「のぼり」の広報効果については我々も認識しているところでありますが、このようなリスクがあるのです。
幸い、当署には他の警察署にはあまりない「懸垂幕塔」が設置されています。
署長もお話しになりましたが、採用の関係で現在は、懸垂幕を掲げております。
今後も、「懸垂幕塔」による広報を中心として、「のぼり」は引き続き、各種イベント等で活用してまいります。
(3) 未成年者の喫煙について
【委員】
未成年者の喫煙が気になります。
何か対策がありますか。
注意をすることしかできないですね。
【警察】
御存じのように成人年齢は20歳から18歳に引き下げられておりますが、喫煙できる年齢は変わっておらず、20歳からとなっております。
タバコには依存性があり、健康上のリスクもあることから、喫煙年齢が規制されております。
今現在は従来のタバコに加え、「加熱式タバコ」や「ニコパフ」と言ってニコチン入りのリキッドを電気加熱し蒸気を吸う物も流行しております。
こういった喫煙行為がエスカレートして、より危険性の高い大麻や覚醒剤などの薬物に手を出す者もおります。
その他にも、指定薬物である「エトミデート」が入った「ゾンビタバコ」を使用したとして、広島カープの選手が検挙された報道がされておりましたが、大阪では昨年11月に密輸でタイ人女性が検挙されており、今後日本において蔓延のおそれが危惧されているところでございます。
さて、当署において昨年1年間で喫煙で補導された少年は、のべ約80人となっており、最年少では12歳の子が補導されております。
警察が喫煙で補導した場合は、保護者に対し喫煙していた事実や家庭でも指導を行うよう連絡を入れております。
当然、親が子供に買い与えていれば法律違反になります。
また、月に1回、「学警連絡会」といって、警察や学校の生徒指導の先生等が集まる会議を行っており、喫煙だけに限らず深夜徘徊など警察に補導された少年の情報を共有し、学校でも指導を行っていただいております。
その他にも、大阪府警察本部少年課が設置している少年サポートセンターの職員が全校に赴き、小学5年生に対し万引きや喫煙等を題材とした非行防止教室を実施したり、我々警察署の警察官も学校等から依頼があれば、薬物乱用防止教室を行ったり、SNSの危険性等も児童生徒に伝えております。
それ以外にも、タバコを販売する店舗等に対しては、当然20歳未満の者に販売すれば法律違反になりますので、販売する際には、年齢確認等を徹底するよう警察からも指導しております。
以前、私も大阪府警察本部少年課で少年育成部門を担当しておりましたが、各コンビニエンスストアの統括する部門の方に、各店舗に対し企業側からも指導するよう依頼しておりました。
なお、昨年は喫煙禁止法での検挙はございませんでした。
検挙するに際し、年齢の知情性、つまり「購入者が20歳未満であることを分かりながら販売していること」を立証しなければならないので、「誰が見ても未成年であるとか、制服で買いに来ているとか」でなければ、なかなか事件化が難しいのが現状であります。
特に南大阪方面では、だんじり等の祭りの関係で先輩後輩のつながりが強いことから、タバコの入手先として先輩からもらった、先輩に買ってもらった、というのが一番多くなっております。
いずれにしましても警察におきましては、これからも少年の補導活動を徹底するとともに、児童生徒に対する啓発、保護者に対する指導、販売店に対する指導を徹底して参ります。
なお、少年に対して、タバコを販売している店舗等の情報があれば、少年係宛に提供いただければ、指導するなどの措置を講じますのでよろしくお願いいたします。
以上で説明を終わらせていただきます。
(4) イヤホンをしながらの自転車運転について
【委員】
以前イヤホンをしながら自転車を運転するのは駄目だと聞いていましたが、そのあたりの罰則について、また、他の人から聞くと片耳だけだと違反にならないとか聞くのですが、実際のところを教えて欲しい。
【警察】
イヤホンについては、周囲の音が聞こえないのであれば、駄目です。
片耳だけならどうかと言いますと、周囲の音が聞こえないと駄目だということになります。
















