大阪府富田林警察署協議会会議録(令和8年第1回)
開催日時
令和8年2月24日(火曜日)午後2時00分から午後2時50分までの間
開催場所
大阪府富田林警察署 4階 剣道場
出席者
委員
池田会長、浅野副会長、船城委員、三浦委員、藤本委員、和田委員、川村委員、市川委員、惠島委員、井関委員、瀬島委員
警察
署長、副署長、地域課長、総務課長、留置管理課長、会計課長、生活安全課長、刑事課長、交通課長、警備課長、刑事課長代理(犯罪抑止戦略官)、交通課長代理、地域課長代理、広聴相談係長、教養担当係長
議事概要
1 会長挨拶
本日は、委員の皆様、富田林警察署幹部の皆様におかれましては、お忙しい中、警察署協議会に出席していただき、ありがとうございます。
新年を迎え、既に1か月が過ぎましたが、委員の皆様や警察署幹部の方々の元気で活気ある姿に接することができ、本当にうれしく思っております。
さて、本年に入り、新聞等の報道でもありましたとおり、1月4日には、太子町で若者が亡くなるという痛ましい死亡事故が発生しています。
また、先月23日には急きょ衆議院が解散となり、過去最短での投開票となったことから、取締り等では多忙を極めたことと存じますが、特殊詐欺等の犯罪は相変わらずも発生していると伺っております。
このような痛ましい事故や事件を少しでも減らし、地域住民が安心して暮らせるまちづくりのためにも、私たち委員も警察活動に協力していきたいと思っておりますし、一人でも多くの住民の方が、警察署の業務運営を今以上に理解、協力することによって、安全安心なまちになることを心より願っております。
本日は、令和8年第1回目の協議会となりますので、実りある会議となるようにしたいと思っていますので、御協力をお願いします。
これからの富田林警察署員の皆様、協議会委員の皆様の、御健勝と御多幸を祈念いたしまして、簡単ではありますが私の挨拶とさせていただきます。
2 署長挨拶
早いもので、私が昨年3月27日に当署に赴任してから、来月で1年がたとうとしています。
その間皆様方には、警察行政に深い御理解をいただくとともに、日々安全安心なまちづくりのために御尽力をいただき、ありがとうございます。
当署においては、昨年夏に富田林市と特殊詐欺撲滅宣言の署名を交わし、自治体のお力もお借りしながら、様々な犯罪抑止のための活動を行い、特殊詐欺に限っては昨年より発生を抑えることができましたが、残念ながらSNS型投資詐欺やロマンス詐欺による被害が急増し、全体では被害件数、被害額共に増加するという結果になりました。
全国の特殊詐欺、SNS型投資詐欺、ロマンス詐欺の被害状況につきましては、今月初旬に発表があり新聞などでも大きく報道されましたが、特殊詐欺とSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺を合わせた被害総額は、暫定値ながら全国で約3,240億円との結果でした。
富田林市の平成7年度の年間予算が810億円であることを考えるとその被害規模の大きさに気を失いそうになりますが、これが現実です。
これら犯行の大部分は、SNS等を通じて詐欺行為が行われます。
銀行やコンビニなどのATMを利用して振り込みをしようとした際には、店員が異常に気づき一部未然防止できた例がありますが、人目を避けて振り込みを指示されたり、比較的少額の振り込みを複数回にわたり行わされたりして他人の目をかいくぐったり、スマートフォンやパソコンのネットバンキングを利用して行われたりした場合には、被害者が自ら申告しない限り、犯罪が発覚せず、被害者が複数回にわたり騙されるため被害が格段に大きくなってしまう傾向にあります。
先ほど、令和7年の特殊詐欺やSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害の現状をお伝えしましたが、これら被害金は匿名・流動型犯罪グループや反社会的勢力に流れています。
犯行がスマートフォンや携帯電話という個人間の空間で秘密裏に行われるため、先ずは、犯行の手口や現状を知り、地域等で情報共有することで広めていただき、甘い投資話や恋話は詐欺、全く身に覚えのない出来事で逮捕するとか裁判になるというのも詐欺だということを覚えていただき、騙されるかもしれないという人は、登録されている親戚知人以外の電話以外は着信拒否するような設定をするなど、自らの財産はまず自らで守る行動をとっていただきたいと思います。
また本年度に入れば、自転車に対しても交通反則制度が適用されますが、これは二輪車の交通マナーの悪さに起因する交通事故が後を絶たず、命を守るための取組です。
当署管内では、本年4日に、19歳の女性が死亡する交通死亡事故が発生していますし、死亡事故にいたらないまでも、自転車の運転者が重傷を負う事故も発生しています。
事故が起きてからでは遅すぎますので、ルールを守っていただき事故のない安全な道路環境作りに御協力をよろしくお願いいたします。
安全、安心なまちづくりは、警察のみで行えるものではなく、住民の皆様に御理解をいただき、住民の皆様が自ら防犯や交通安全に取り組んでいただく必要があります。
警察は自治体や関係団体と協力して、皆様の安全を最大限サポートしていきます。
今後とも皆様方には変わらぬ警察行政への御理解をお願いいたしますとともに、本日御参会の皆様の御健勝と御多幸を祈念いたしまして、簡単ではございますが挨拶とさせていただきます。
3 業務報告
(1) 刑事課長代理(犯罪抑止戦略官)
令和7年中における大阪重点犯罪発生状況について
(2) 交通課長
令和7年中における大阪府下・当署管内の交通事故発生状況について
4 議事
(1) 東条小学校・第三中学校・大伴小学校通学路の安全対策について
【委員】
管内府道201号線でのスマホ使用運転者(車)に対しての警戒とコンビニエンスストア手前事業所出入口からの車両(ダンプ)出入時の安全確認指導を継続してよろしくお願いします。
【警察】
東条駐在所勤務員と連携を取りながら、随時安全指導等を実施していきます。
前回にも同様の要望があり、事業者に対して昨年4月及び本年6月にも安全指導を実施済みであり、現在、同様の苦情などの取扱いは把握していません。
【委員】
大伴小学校前道路の通学時間帯(午前7時30分から午前8時30分)における自動車通行禁止指導を継続してお願いします。
【警察】
同所においては、昨年5月に通行禁止時間の見直しを実施し、通行禁止の取締りや通学路の警戒を適宜実施しており、今後も他の通学路と合わせて指導等を実施していきます。
あわせて、付近住民の方より通行許可証の申請があれば、許可証を交付する際には、児童の通学路、またはその付近であることを説明して、低速通行を促し注意喚起をしていきます。
(2) 巡回連絡に対する感謝について
【委員】
東条駐在所の警察官や板持交番の警察官は、巡回連絡やパトロール等を積極的に行ってくれていると近所の住民から聞いています。
私も地域住民として非常に心強く感じているので、ぜひ今後も続けてください。
【警察】
地域住民の代表者でもある警察署協議会委員の方からそうしたお言葉をいただけることは、現場の警察官には何よりの励みとなり、勤務意欲の更なる向上につながります。
この件につきましては、現場の警察官にお伝えさせていただきます。
(3) 東条地区における地域フェスへの警察の参加について
【委員】
毎年、秋に開催される東条地区におけるフェスティバルには、地域住民が400名ほど参加されて地域の魅力やふれあい活動を行っており、昨年は駐在所の方や本署の広報担当の方も参加していただき、パトカーも展示してくれたことで大変好評でした。
今後も引き続き御協力をしていただきたいと思います。
【警察】
東条地区のフェスティバルなど、地域住民の方々が多く集まるような場は、我々警察にとっても、警察活動への理解と協力を深めてもらい、地域住民の方々の防犯意識を高めていただける絶好の機会であると考えています。
今後も積極的に参加させていただきたいと考えています。
また、パトカーの展示も可能な限り御要望に添いたいと思います。
(4) 熊の出没時の対策について
【委員】
先日、地域住民から熊を目撃したとの話を聞きました。
イノシシ等の動物の見間違いかもしれませんが、警察として熊出没時の対策について何かあるのでしょうか。
【警察】
熊の目撃情報等が入れば、役所等の関係機関と連携をとり、パトカーのマイク広報等を通じて地域住民への避難の呼びかけや警戒活動等を行います。
先日の熊の目撃情報については、警察も把握しており、現場確認や近隣住民への聞き込み、防犯カメラの設置状況等の確認などを行いましたが、有力な情報は得られませんでした。
お話を伺った地域住民の方によると、周辺地域はイノシシやアライグマがよく出没するとのお話もありましたが、いずれにせよ今後も関係機関と連携して地域住民の安全確保を最優先とした対応をとっていきます。
(5) 人口が減少している現在の状況において、犯罪が増加している原因について
【委員】
人口が減少している現在の状況において、なぜ犯罪が増加しているのか、その原因は何か警察の見解をお聞きしたい。
【警察】
過去にコロナが流行した時期などでは一時的に犯罪が減少傾向にあり、そこから増加に転じていることについては、一概に人口が減少したからと言って犯罪も減少するとは限らず、様々な要因が考えられるので、ここでその増加原因について的確な回答はできません。
犯罪の手口もSNSやインターネットなどを利用するなど、多角化、高度化、巧妙化しており、海外に拠点を置くなど捜査の手が及びにくい環境での犯罪が増加していることも要因の一つであると思われます。
(6) 外国人犯罪の現状について
【委員】
最近、外国人による犯罪も増えている傾向にあると思うのですが、外国人犯罪の現状について御教示していただければと思います。
【警察】
外国人犯罪については、大阪だけに限らず全国的なもので、旅行などで来日した外国人による犯罪ではなく、職業訓練や留学等で国内に居住する外国人による犯罪が発生しています。
ただ、具体的な数字については、資料がないのでお答えできません。
(7) 委員として地域への情報還元方法等について
【委員】
協議会で配布されたチラシなどは、地域の回覧板等で自治会内で広報しているが、協議会で得た情報等については、他の委員の方々はどのようにして地域に還元しているのか、よい方法等があれば教えていただきたい。
【委員】
私の場合は、小学校や中学校のPTAや教員などと連絡を取っており、そこで情報を共有したり自治会などにも声掛けを行っている。
【委員】
私の場合は、地域の集会や民生委員の会合などで情報を共有しています。
【警察】
ここに集まっていただいている委員の皆様は、様々な環境や多種多様な職業の方々で、主婦の方もおられれば学生の方も会社員の方も会社を経営されている方もおられ、それぞれの立場があると思いますので、それぞれの立場からできる範囲で構いませんので、周りの方と情報を共有していただき、また地域の情報を吸い上げていただき、私たち警察へ情報を伝達していただきたいと思います。
些細な事でも皆様の御協力があってこそ、より安全・安心なまちづくりに繋がっていくと思いますので、できる範囲で情報を共有していただければと思います。
(8) その他
【警察】
その他の議事といたしまして、大阪芸術大学の学生さんの御協力の下、子供を犯罪から守るための活動としてお子さんに対する防犯ポスター「イカのおすし」を作成していただきましたので、この場をお借りして発表させていただきます。
大阪芸術大学の委員をはじめ学生さんに御協力いただきましたことを改めてお礼申し上げます。
なお、このポスターについては、今春4月1日から地域の小学校や幼稚園などに掲示させてもらう予定となっております。
















