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大阪府南警察署協議会会議録(令和8年第1回)

開催日時

令和8年3月3日(火曜日)午前10時30分から午後0時05分まで

開催場所

大阪府南警察署 6階柔道場

出席者

委員

松田会長、古山副会長、清田委員、鳥居委員、菊地委員、久保田委員、武川委員、富田委員、辻本委員

警察

署長、副署長、総務課長、留置管理課長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、ミナミ特別警察隊長、広聴相談係長

議事概要

1 会長挨拶

皆様、おはようございます。
平素よりミナミ地区の住民の安全のために日々御尽力いただき、感謝申し上げます。
本日も我々住民の身近な安全に関わる問題に取り組んでくださる機会をいただき、感謝申し上げます。
それでは協議会の開催をよろしくお願いいたします。

2 署長挨拶

皆様、おはようございます。
先般発生した道頓堀での殺人事件について、御不安なところもあったと思いますが、その日の内に被疑者を逮捕して、現在、鋭意捜査中です。
当初は通り魔的な犯罪が懸念されましたが、トラブルがあっての殺人事件という状況ですので、これ以上、波及することはないと思っております。
南署では、客引きや通称グリ下と呼ばれる戎橋下の問題等、色々課題が山積しておりますが、南署員全員が本部の協力を得ながら取り組んでいます。
客引きについては、不定期ですが機動隊を投入して、集団で警ら活動をすることにより、治安の向上を目指しております。
グリ下については、警戒する頻度を高めて、特に今回のように成人男性がたむろすると犯罪に陥りやすいとか、児童が犯罪被害に遭うということが想定されますので、どんな些細なことでも事件化して、根付かせないという対策を講じています。
本日は、交通課長から4月に施行される改正道路交通法の報告をいたします。
自転車の交通違反で検挙された際の手続きが大きく変わりますので、御理解をいただいて身近な方に広めていただき、少しでも安全な環境を作りたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。

3 業務概要説明(交通課長)

自転車を安全・安心に利用するために

自転車への交通反則通告制度(青切符)の導入

4 議事

(1) 自転車の通行方法について

【委員】

車で大きな交差点を右折する際、対向から車道を直進してきた自転車が左折したかと思うと横断歩道を横断してくるので危険である。

【警察】

自転車は「車道が原則、左側通行」ですが、横断歩道上を通行できる場合もあります。
例えば、自転車通行可の歩道である場合に横断歩道を通行する時や、歩行者用信号に「歩行者・自転車専用」の補助標識がある場合等です。
しかし、いずれも横断歩道上に歩行者がいれば歩行者優先になるので、十分な徐行での通行や、押して行く必要があります。
車で右折する場合は、常に対向車両に注意を払い、また横断歩道上を渡ろうとしている人、現に渡っている人に対し、細心の注意を払う必要があります。

【委員】

堺筋で自転車に乗っていた中学生がバスに轢かれて死亡する事故が発生したが、フラつき運転や路上駐車等の障害物が多いため、児童や生徒が自転車で車道を通行するのは危険性が高く、保護者の多くは、車道を通行させたくないと考えている。
路上駐車の取締りや安全な自転車レーンの導入等、自転車の規制強化の前にやるべき事があるのではないか。

【警察】

御堂筋では緩速車線を潰して歩道幅を広げ、自転車通行空間を設ける等しています。
一方で堺筋は、歩道には「自転車通行可」の標識がありますが、観光客で混雑しており、走行することができません。
車道の左端には、パーキングチケットを購入して駐車している車両、観光バスやタクシー、駐車禁止除外指定車標章を掲示した車両等が停まっているため、自転車は第二通行帯を通行しなければならず、環境が極めてよくないことは理解しています。
標章の不正使用者に対する取締り強化等を実施しておりますが、標章があっても駐車できないようにするため、本部交通規制課に対し、駐車禁止規制から駐停車禁止規制へ変更できないかという申し入れをしています。
また、本部交通規制課と連携して、堺筋の一車線を潰して道路を拡幅する等、色々と検討しておりますが、行政や地元住民等とも連携が必要で、長期間、要することを御理解いただけたらと思います。

【委員】

13歳以上の人が自転車に乗車する際は、原則として車道を通行しなければならないが、後部の乗車設備に幼児を乗車させている場合も車道を通行しなければならないのか。

【警察】

そのとおりです。
ただし、基本的に「普通自転車歩道通行可」の標識が設置されているので、問題はないものと思われます。

(2) 道路上に荷物や自転車を置いている店舗について

【委員】

東心斎橋2丁目に昼夜を問わず道路上に荷物や自転車を置いている店舗があり、歩行者の通行を妨げ、交通安全上危険であるが、一向に改善しようとしないので、法的に改善させることはできないか。

【警察】

当該店舗がある場所は、毎月、地元主体による合同パトロールで、路上営業店舗や路上看板、放置自転車等に対して指導警告等を実施しているエリアになります。
特にミナミの歓楽街対策の一環として、悪質な店舗に対しては、写真撮影すると共に誓約書を作成させたりしています。
原則は、粘り強く行政指導することによる改善を目的としています。
今後も合同パトロールを通じて注視して参ります。

(3) 電動モビリティの事故状況や取締り状況について

【委員】

ペダル付き電動バイクや電動キックボード等の電動モビリティが一方通行を逆行したり、斜め横断をしたり、スピードを出し過ぎているのをよく見かけるが、事故件数は増加しているのか。
また、取締り状況はどうか。

【警察】

昨年の電動モビリティによる人身交通事故は、ペダル付き電動バイク19件、電動キックボード6件の合計25件発生しました。
昨年4月には、重傷ひき逃げ事件を起こした人物を逮捕しております。
昨年のペダル付き電動バイクの取締件数は157件で、一昨年60件の3倍以上となっております。
昨年9月以降、特に深夜の取締りを本部と連携して実施しており、一定の効果があったと思います。
本年も引き続き、深夜帯にゲリラ的に取締りを実施しております。
また、昨年の電動キックボード等の特定小型原動機付自転車の信号無視や歩道通行等の取締件数は、概ね1,000件になっております。
特にミナミの歓楽街では、電動モビリティが頻繁に走行していますので、交通ルールの周知活動及び取締りの両輪で進めて参ります。

(4)歓楽街の車両通行禁止の取締りについて

【委員】

歓楽街の夜間の車両通行に対する規制は、タクシー、自家用車に限らず取締りを実施しているのか。

【警察】

歓楽街の交通規制は、昭和48年から、夜間における自動車通行と遊興客の混合交通による混雑によって、歩行者の危険性が増大しているとの観点から実施しております。
規制内容は22時から翌1時までの間、路外駐車場から出る車両・軽車両を除く車両通行禁止です。
規制区域は南北が通称ヨーロッパ通りより一本南の筋から宗右衛門地区まで、東西が堺筋から御堂筋までです。
このような状況ですので、積極的に取締りを実施する場所という状況ではありません。
なお、先日、規制時間帯に御堂筋側から進入する車両を調査したところ、タクシーが多いことが判明したので、近日中にタクシー協会に対し、周知するよう申し入れを行います。

(5)駐車違反の取締りについて

【委員】

歓楽街の中にある交差点付近に何時間もトラックを停めて荷下ろしをしており、道が狭くて左折時に車が通りにくかったということがあった。
常態化した駐車違反を取り締まってほしい。
大阪市建設局とも話し合って、角に車が駐車できないようにポールを建ててもらうように話をしている。

【警察】

当該交差点付近で酒屋の商品配送の車が駐車しているのを確認しました。
ドライバーに聞いたところ、「3から4社くらいの酒の納品業者が普段から駐車している、ただし、会社からはコインパーキングに駐車するように指示されている」とのことでした。
駐車違反取締りについては、法定の交差点付近の駐車やいわゆる左側端に沿わない駐車の違反になりますが、取締りをしようとしても、すぐに運転者が店から出て来るのが現状です。
警察としては、運転者の人定事項やナンバーを控えるとともに、会社に連絡して警告を実施しているところです。
ただし、常態化しているのであれば、駐車開始時刻からの採証活動を実施して違法行為継続の現認をし、駐車違反措置していくしかないと考えております。
一方、委員が言うように大阪市建設局の判断で柔らかいラバーコーン等を設置することにより、物理的に駐車できない環境を作るのも1つの案として検討してもらえたらと思います。

(6)客引きの取締りについて

【委員】

歓楽街で朝10時から客引きが出ている場所があるが、把握しているか。

【警察】

情報をいただいてから何度か現場を確認しましたが、客引き行為者の確認には至りませんでした。
ただし、当該場所付近に客引き行為者がいるという情報は把握しており、関係各課と連携しながら、違法行為の取締りを行って参りたいと考えております。
なお、違法な客引き行為の対応として、2月10日から本部機動隊を招致して、夜間帯における制服を見せる警戒と、本部や他の警察署を招致した集中的な取締りを実施しています。
引き続き、本部等と連携して、違法な客引き行為者の排除に向けた抑止・検挙対策を進めて参りたいと考えております。

(7) 放置車両の撤去について

【委員】

先月から報告をしている千日前1丁目の放置車両の対処をお願いしたい。

【警察】

この件は、既に交通課で対応をしていると聞いています。

【委員】

いまだに放置されており、常態化するのを懸念しているので、レッカーで移動する等、対処を検討していただきたい。

【警察】

道路交通法上の措置として、駐車標章を貼付しているのが現状です。
後は所有者、使用者に連絡したり、放置車両として一定の公示期間があれば撤去できますので、道路管理者にも連絡しています。
以前はレッカーで移動をしていましたが、現在その制度はありませんので、もうしばらくお待ちください。

(8) タバコの吸い殻のポイ捨てについて

【委員】

タバコの吸い殻が至る所に捨てられている。

【警察】

中央区が路上喫煙や吸い殻のポイ捨てを問題視して、対応中です。
年度が替わった本年5月ころに、警察も参加する中央区行政連絡調整会議が開催される予定ですので、委員の御意見を申し入れするとともに、中央区における取組状況を確認して参りたいと考えております。

(9) 車両進入防止のポールについて

【委員】

戎橋筋商店街の南側入口にある車両進入防止のポールに躓いたり、ぶつかったりする人をよく見かけ、中にはかなり痛そうにしている人もいる。
怪我の防止のためにも、クッション性のあるものを巻くか、金属性ではないものに変更していただきたい。

【警察】

所管する大阪市建設局に対し、委員の要望を申入れをしました。

(10) 路上にフィルム片をばら撒く店舗について

【委員】

東心斎橋2丁目に所在するクラブが、路上で紙吹雪のようにピンク色のフィルムを撒くため、排水溝に溜まったり、近隣のビル内に入ってくるので、指導等をして欲しい。

【警察】

先日、風俗営業法に基づいて当該店舗に対する立入りを実施した際、店舗周辺や側溝にフィルムが落ちているのを確認したので、責任者に対し、指導を実施しました。
適正な風俗環境を保持するため、引き続き、悪質・違法な風俗店に対する指導・取締りを行って参ります。

(11) 早朝の泥酔者対策について

【委員】

歓楽街では、小学生が通学する時間帯に酔っ払った人がうろついているが、酒類を提供する店舗を早い時刻に閉店させることはできないか。

【警察】

確かに当署では、朝方に泥酔で保護される人も多くいます。
酒類を提供する店舗は、形態によって営業時間が定められていますので、違法な営業をしている店舗については、立入り等を通じて指導して参ります。
健全な飲酒は客のモラルになりますが、立入りの際、店側から客に対して、適正な飲酒を心掛けるよう働きかけてもらうことも指導して参ります。

(12) 学校での交通安全教育について

【委員】

自転車の法改正について、特に小・中・高校生に対し、学校を通じて周知する機会を各学期に1日は実施して欲しい。

【警察】

交通安全教育指針に基づき、交通安全教育は企業や自治体等だけではなく、小・中学生等へ段階的な交通安全教育を実施しておりますが、法改正での自転車ルールや交通反則通告制度について、より一層実施して参ります。

(13) 交差点の信号機の変更について

【委員】

谷町9丁目交差点は横断歩道の歩行者が多く、車両はなかなか左折できないため、歩行者がいても強引に通行してきたり、左折車両の信号無視が多い。
朝は警察官が立っているが、効果が弱いように思う。
左折専用信号や歩車分離信号の設置を検討して欲しい。

【警察】

同交差点を管轄する天王寺警察署に委員の要望を申し入れしました。
なお、同署に確認したところ、「署指定交差点で朝・夕の交差点立番箇所」「交差点改良として「横断注意」の法定外標示の設置を予定している」とのことで、署として対策しているとのことでした。

(14) 自転車での携帯電話使用について

【委員】

自転車に携帯電話の取付装置を設置して、カーナビとして使用している場合は、「保持」に該当するのか。

【警察】

保持には当たりませんが、画面を注視すれば違反になります。

(15) 自転車の違反者の身分確認方法について

【委員】

自転車の交通違反で反則切符を告知するに際し、身分証明書を持っていない人の身分確認はどのようにするのか。

【警察】

なりすましや反則金支払い逃れを防ぐため、家族に連絡をしたり、自宅に一緒に行く等して確認します。