大阪府南警察署協議会会議録(令和8年第2回)
開催日時
令和8年6月10日(水曜日)午前10時30分から午後0時00分まで
開催場所
大阪府南警察署 署長室
出席者
委員
松田会長、古山副会長、鳥居委員、森川委員、菊地委員、久保田委員、武川委員、富田委員、辻本委員
警察
署長、副署長、総務課長、留置管理課長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、ミナミ特別警察隊長、広聴相談係長
議事概要
1 会長挨拶
皆様、いつもミナミ地区の住民の安全のために日々御尽力いただき、感謝申し上げます。
先日、南小学校で行われましたイベントで、防犯や交通安全等に関する御支援をいただきまして、学校関係者も生徒も大変喜んでいました。
このような活動を通じて、市民の方に警察がどれだけ活躍をしているかを知っていただく良い機会だったと思いますので、ほかの地区もどんどん行っていただきたいと思います。
今日は朝から逮捕術の訓練を見学させていただき、大変貴重なものを見させていただきました。
それでは協議会の開催をよろしくお願いいたします。
2 署長挨拶
本日は公私ともお忙しい中、本年度の第1回警察署協議会に御出席いただき誠にありがとうございます。
また、会長をはじめ各委員の皆様には平素より南警察署の活動に対して御理解御協力を賜り、重ねてお礼申し上げます。
皆様御承知のとおり、当署は、他署に比べ事件事故等が極めて多く、加えて当署独自の歓楽街特有のスカウト、グリ下に関連する諸問題、さらには露店による道路不正使用等の様々な問題があり、これらに対して、署員一丸となって取り組んでいるところでございます。
このような状況の中で、南警察署としましても皆様の御意見を参考にさせていただいて、地域の実態に即した活動を行って参りたいと思います。
今後とも引き続きよろしくお願いいたします。
3 質疑応答
(1) タクシー乗り場の駐車車両について
【委員】
- 最近、千日前1丁目付近のタクシー乗り場、千日前1丁目付近のホテル前などに客待ちの車が停車し、交通の妨害を起こしておりますので取り締まってほしい。
- また、千日前通等で大型の車両が、民泊等の客を送迎しているのをよく見かけるが白ナンバーです。
近所の人からも同様の意見が上がっており、現時点での取締状況について教えてください。
【警察】
- 実際に現場を確認したところ駐車車両が散見されました。
千日前通における駐車対策につきましては、駐車監視員を弾力的に運用し、歓楽街という特性から昼間帯と夜間帯に部隊を分けて取り締まっております。
併せて、交通課においても取締り要望等を踏まえ、駐車監視員が運用できない時間帯は地域課と連携した指導取締りを行っているところです。
ただ、歓楽街の特性上、取締りをしてもまた新たな車両が駐車する現状は否めず、引き続き駐車取締りをやっていくとともに悪質な場合は、検挙していく方針で進めています。 - 「白タク行為」につきましては、本部交通捜査課と連携し、本年2月に事業者の男女4名を検挙しております。
白タク行為については、運賃の決済を外国サイト上で行い、関係者とも事前に口裏を合わせる等、巧妙化が進んでいることから、皆様からの情報が大事になってきます。
引き続き、警察に寄せられた情報等を積み重ね、あらゆる法令を駆使し、事件化を図っていく所存でございます。
【委員】
他府県で外国人が無免許でひき逃げして捕まっているが、外国人に対して徹底して免許の有無を確認してもよいのではないかと思いますが、いかがか。
【警察】
外国の方であっても免許を保有している方は多いのですが、無免許については徹底的に取り締まります。
免許を持っている者に対しても、状況に応じて厳しく取り締まっていきます。
【委員】
白タクを見つけたときはどうすればいいのですか。
【警察】
ナンバー、どういう人物が乗っているか、例えばスーツケース等の荷物をたくさん持っている人物であるなど情報を提供してください。
(2) 自転車に関する法改正・通行方法について
【委員】
- 自転車に関する法改正で、これまでとどう変わったのか教えてほしい。
- これまで歩行者用信号に従ってきましたが、自転車は軽車両であり、どの信号に従って運転すべきなのでしょうか。
歩行者用信号に自転車・歩行者と標示がある場所は、歩行者用信号に従い走行しますが、歩車分離のみ記載の信号や何も記載されていない信号の時はどの信号に従って走行すべきでしょうか。
【警察】
交通法令改正点等について、交通課長からプロジェクターを使用した説明を実施。
- 今回の改正点については、交通反則通告制度が導入され、いわゆる青切符が適用されることになりました。
- 自転車の通行方法については、「車道が原則、左側通行」ですが、横断歩道上を通行できる場合もあります。
例えば、自転車通行可の歩道である場合に横断歩道を通行する時や、歩行者用信号に「歩行者・自転車専用」の補助標識がある場合等です。
いずれも横断歩道上に歩行者がいれば歩行者優先になるので、十分な徐行や、押して歩く必要があります。 - 信号のある交差点については、「歩行者・自転車専用」の表示板がある信号交差点では、車道か歩道を走行してきたとしても歩行者用信号に従って通行します。
その表示板がない交差点では、車道を走行してきた場合は車両用信号機に従い、自転車通行可の歩道を走行して横断歩道を通行する場合は歩行者用信号機に従って通行します。
歩車分離式信号の交差点でも、歩道がない道や車道を走行してきたならば車両用の信号に従い、自転車通行可の歩道を走行してきたならば歩行者用信号機に従って走行することとなります。
(3) 自転車・電動モビリティの取締り状況について
【委員】
- 自転車の取締状況を教えてください。
相変わらず電動モビリティの危険運転が多く、取締りを強化してほしい。 - 自転車による大通りの逆走やスマホ使用もよく見かけますが取締りをやっているように感じないので、大々的にやっていただきたい。
【警察】
- 自転車の取締り・警告件数につきましては、昨年中で約800件、本年につきましては道路交通法の改正もあり、4月末現在で約1,600件となっております。
また電動キックボード、ペダル付き電動バイク等の特定小型原付につきましては、昨年中で約750件、本年4月末では約300件となっており、府下で2番目に多い取締件数となっております。
南署では自転車の取締りも大切ですが、この電動モビリティの取締対策を重大な問題として捉えているところです。
4月の道路交通法改正前後においても集中的な指導取締活動を行い、その様子がテレビで放映される等、マスコミ等を活用した広報も進めているところです。
引き続き、地域住民の皆様が安心して通行していただける道路交通環境を構築するべく、取り組んで参ります。
(4)路上ライブの取締状況について
【委員】
御堂筋と千日前通の交差点での路上ライブが、自転車レーンや通行の妨げになっており、事故の多い交差点でもあるので改善してほしい。
【警察】
路上ライブ、露店、立て看板、路上パフォーマー等による道路の不正使用については、道路交通法により「一般交通に著しい影響を及ぼすような通行形態等により道路を使用する行為」と定められています。
地域課等と連携し、現場において指導警告の上、身分を確認して誓約書を徴取したりする等、適宜対応しているところです。
しかしながらミナミの特性上、パフォーマーがいろいろなところから集まってきて入れ替わりも激しく、撤収させればまた次の者が行為に及ぶといった現状が見られます。
当署としましては、引き続き指導警告と資料化を進め、悪質な常習者に対しては、積極的に事件化する方針で進めています。
少しでも安全な交通環境が確保できるように取締り等の対策を講じていきますので、引き続き、御協力のほどよろしくお願いします。
【委員】
今説明いただいたことについては重々理解していますし、いたちごっこで大変な場所だなということは理解しています。
一方で、我々も町のにぎわいづくり等のイベントを開催するときは、警察に道路使用許可を申請し、その都度、費用をかけて警備員を配置したり、通行の妨げ等を検討して初めて許可が出るのは当然だと思います。
しかし、きっちりと届出する者には厳しい指導、アドバイスを警察から受け、できることが制限される現状と、届出しない者は不正ではあるものの、警察からの指摘も受けずに自由に道路を使用できるという点に矛盾を感じています。
とても警察だけでは無理なことで行政機関等の協力も必要であることは理解していますが、今後は禁止区域や、一次的にでも道路不正使用の取締強化月間や週間等により取締りを強化する印象を植え付ける等、根本的な解決策を考える必要があるのではないかと思っています。
【警察】
おっしゃるとおり、新たな条例等の法整備など、大阪市と協議しながら進めていく必要があります。
取締強化週間等を設けて取り締まることについては良策と思いますので、今後、協力して進めていきたいと思います。
(5)客引きの取締状況について
【委員】
先日の5月14日木曜日の話ですが、最近キャッチの呼び込みがますますひどくなってて、特に日本橋駅から地上に上がった堺筋沿いで、キャッチが付きまとうようについてきて、しつこく勧誘してくる状態なので取締りを行ってほしい。
【警察】
当署においては、キャバクラやホストクラブ等の客引き苦情が多い地区周辺で重点的に取締りを強化し、本年度4月から5月末現在で13人を検挙しました。
今後も引き続き、同地区周辺を中心に取締りを強化していくとともに、御意見をいただきました日本橋駅周辺におきましても、速やかに客引き行為の状況を確認し、取締りや抑止対策を講じて、一件でも多く検挙できるように進めて参ります。
(6)ペダル付き電動バイクについて
【委員】
自転車にモーターが付いたものは車両にあたるのですか。
一方通行も守らないといけないのですか。
【警察】
自転車にモーターがついているものは、ペダル付き電動バイクのことです。
当然車両に含まれ、免許も必要で一方通行も守らなければなりません。
当署では徹底的に取締りを行っています。
(7) 戎橋の雑踏警備について
【委員】
ワールドカップ、阪神優勝、ハロウィン、年末カウントダウン等と年々戎橋に人が集まる行事が増えているように思われ、そのたびに何千人態勢で警察が、ほかにも警備する必要があるのに橋の警備についていただき、非常にありがたいのですが、これも何かやり方を変えないと警察も大変だと思います。
【警察】
現在の雑踏警備は変化してきており、以前は完全に橋を封鎖して人を入れないようにしていたが、今はいかにして人をきれいに流すかを考えた警備になっています。
それにより以前のように柱に登る者や川に飛び込む者も減り、人が滞留することなく流れるようになりました。
ただ、SNS上で架空のイベント開催情報が流れて多人数が集まったり、外国人観光客が押し寄せてきたりしており、事故が起こらないように警備を進めていく必要があります。
(8) 特殊詐欺の手口について
【委員】
最近自動音声ダイヤルで、日本郵政から郵便に不具合が起こっている等といった特殊詐欺と思われる電話がありました。
また、SNSを利用した電話で逮捕状と警察手帳の画像を見せられ、親の電話番号を教えてしまった友人もいます。
その手口は年々巧妙化してきており、高齢者を含め市民にできる限りリアルタイムで情報を知らせる広報活動をしてほしい。
【警察】
最近は、老若男女を問わず被害に遭っており、高齢者にはもちろんのこと、最新の手口を若者にも届くようにSNSを利用する等して、警察全体で広報活動をするとともに、介護施設や専門学校等に行って詐欺被害防止講話で情報発信しているところです。
大阪府警察としても、いかに詐欺電話を受信しないようにするかについて重視し、警察庁が推奨する国際電話等の不審電話を着信させない無料アプリを普及させることに力を入れています。
(9) 闇バイトについて
【委員】
闇バイトで、若者や学生が加害者になる危険を回避できるような広報啓発活動をやっていただきたいです。
バイト感覚ではじめ、その後自分の個人情報を取られ、家族に危害が及ぶのを恐れて犯罪に手を染めていくと思うので、そのようなことにならないようにお願いしたい。
【警察】
高校や中学校での非行防止講話を利用した啓発活動をさせていただいており、勧誘されるケースや手口についての防止講話を行っています。
グリ下で勧誘されるケースも多く、取扱いがあった際は児童相談所とも連携して通告したり、指導を行っているのが現状です。
引き続き啓発活動を強化していきます。
(10) 指名手配の広報について
【委員】
指名手配のポスターはどういうところに張っているのですか。
ビルや学校など一般的な場所に張れば抑止や検挙につながるのではないでしょうか。
小学校とかに張り出せば、悪いことをすればこのようなことになるというのが小さいうちから分かり、防犯にもつながるのではないでしょうか。
【警察】
一般のビル等に張り出しができるのかは調査してみます。
ただ、個人情報であり、検挙された人物の情報については削除する必要性があることから、我々が管理できる場所でなければ張り出すことはできないと思われます。
防犯については、小学校から高校まで年齢に合わせ、防犯の話から非行防止の話へとシフトして講話を実施しており、今後も引き続き進めていくところであります。
















