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大阪府天王寺警察署協議会会議録(令和8年第2回)

開催日時

令和8年6月1日(月曜日)午後3時00分から午後4時00分までの間

開催場所

大阪府天王寺警察署 講堂

出席者

委員

東浦会長、南井委員、廣芝委員、新發田委員、片岡委員、米永委員、山田委員

警察

署長、副署長、総務課長、留置管理課長、会計課長、生活安全課長、地域課長、刑事課長、交通課長、警備課長、広聴相談係長

議事概要

1 会長挨拶

本日は、お忙しい中お集まりいただき誠にありがとうございます。
警察署幹部の皆様方の異動によって、新たな面々で迎える今回の天王寺警察署協議会開催にあたりまして、御挨拶申し上げます。

天王寺警察署にありましては、署長指揮のもと、天王寺区内の治安維持のため、昼夜を分かたず、署員の皆様が犯人逮捕や街頭での防犯活動、そして交通事故防止活動などの警察活動に懸命に取り組んでいただいていることに、深く感謝を申し上げる次第です。

警察署協議会としましては、日頃、各委員が感じたこと、地域住民から聞いたことなどについて、警察と地域住民との架け橋となり「天王寺を安全で安心して暮らせるまち」とするための警察活動を支援して参る所存です。

最後になりましたが、委員の皆様方には「安全なまち天王寺」を確立するため積極的な御意見をいただきますようお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。

2 署長挨拶

皆様こんにちは。
皆様方には御多忙の中、御出席を賜り、誠にありがとうございます。
まず皆様方におかれましては平素から警察行政全般において御支援、御尽力賜りまして本当にありがとうございます。

後ほど各課の担当者から皆様に詳しい説明があると思いますが、少し私から天王寺区内の犯罪の発生・治安情勢などを説明させていただきます。

まず犯罪の発生につきましては、天王寺区内の窃盗・傷害等の刑法犯認知件数は、過去最高の平成13年から年々減少しましたが、昨年は増加に転じています。
その中でも深刻なのが特殊詐欺被害で、投資詐欺や警察官を装った詐欺が急増している状況で、天王寺の被害額は府下平均を大きく上回る状況で約2億5千万円の被害が出ています。
本当に深刻な状況で、被害が急上している状況でございます。

交通関係は交通事故に対する意識の向上がありまして、昨年から引き続いて交通死亡事故の発生はありません。
人身事故につきましても減少傾向にあり推移していますが、管内には交通事故発生件数が全国ワーストトップクラスの交差点があります。
その交差点における交通事故が多数発生する現状がございます。

安全安心で暮らせる天王寺を目指して、引き続き御協力、御支援をよろしくお願いいたします。

最後になりますが今回の結果につきましては、皆様の立場に立った活動として反映させていただきますので、忌憚のない御意見を頂戴したいと思います。
よろしくお願いいたします。

3 業務報告等(各課長説明)

(1) 刑事課

刑法犯認知件数や大阪重点犯罪認知件数、そして、最近発生の多い、SNS型投資・ロマンス型詐欺発生傾向や検挙事例

(2) 交通課

交通事故発生状況について

(3) 生活安全課

学校、企業団体等と協働した各種防犯、交通対策について

4 議事

(1) ストーカー・DVの特徴や警察の取組について

【委員】

最近のストーカー・DV事案について、特徴的なことや警察としての取組を説明できる範囲で教えて下さい。

【警察】

最近のストーカーやDVの犯行の傾向としましては、携帯電話機等の電子機器の発展に伴い、その犯行態様が多種多様に変化してきています。

例えば、携帯電話機に搭載しているGPSにより、無断で位置情報を取得する行為については、令和3年のストーカー規制法の改正により、GPS機器等を用いた位置情報の無承諾取得によるストーカー行為を取り締まる事が可能となりましたが、ここ最近になってエアタグと呼ばれる、GPS機器等を使用しないで位置情報を取得する機器には、法の適用が及ばなくなりました。

これについても、昨年秋の法改正により、スト-カー規制法の対応が可能となりましたが、この様に普段の生活がどんどん便利になる一方で、犯罪の態様も変化し、その変化に法律が追いついていないとった弊害が目立つ様になっています。
法律の改正については、有識者による検討を繰り返し、法律案の立案、内閣法制局における審査、国会提出のための閣議決定、国会における審議を経て、法律の成立・公布に至るもので非常に時間を要します。

実際の対応には、既存の法律をからませながら対応している状況にありますが、ストーカーやDVは、関係者の生命を脅かす犯行に繋がるおそれもあり、迅速的確な対応を求められる事から、この様な事案の発生を認知すれば、直ちに対応し、地域課による警戒と合わせて刑事課と協力をして事件化を検討したり、本部主担課や関係機関と連携する等して、組織を挙げての対応に努めています。

(2) 特殊詐欺の実情について

【委員】

前回、お伺いしました警察をかたる詐欺に関して、市バス内でも警告が流れるようになり、高齢者にも広く知られるようになったと思いますが、実情はどうでしょうか。

詐欺件数は減っているのでしょうか。
また封書で逮捕状が届くという事例も発覚し、不安材料が増えるばかりです。

警察の対応をお聞かせ下さい。

【警察】

本年4月末での天王寺区内の特殊詐欺の認知件数は、19件で被害総額は2億5千万円を超えており、そのうち警察官をかたる詐欺にあっては4件で被害総額は約1,620万円となっており、昨年同時期と比較して天王寺区内でも8件増加しています。

天王寺警察署では、高齢者や若者を対象とした防犯教室や各イベントを通じて、大阪府警察本部府民安全対策課が作成した「ニセ警察詐欺防止」の広報クリアファイルや広報チラシを配布し、広報チラシに記載されている「詐欺被害仮想体験ツール」の5パターンの二次元コードをスマホで読み込み、ニセ警察詐欺の仮想体験を経験してもらい被害防止に努めています。

また、この他にも、天王寺警察署が独自に作成した広報チラシや国際電話回線を利用して携帯電話に架電してくる特殊詐欺の被害を防ぐ為に、あらゆる機会を通じて詐欺対策アプリの登録を推奨し1件でも被害を防げるように努めています。

(3) 信号機の傾きについて

【委員】

歩行者用の信号機が少しかたむいています。
御確認いただけませんでしょうか。

【警察】

信号機の灯火は、視認性が保たれているかが肝要です。

対面信号機が正対していることが基本ですが、交差点形状により若干の傾きをつけなければならないことがあります。
歩行者用信号機の場合も同じく、横断歩道を渡ろうとする歩行者に対して信号機の灯火を正対させることが大切です。

ただし、例外として、

  1. 信号柱の設置位置が限定されており、正対する位置に設置することが困難な場合
  2. 信号機の光が寝室に入っていて眠れないなどの相談により、支障がない程度に信号機の位置調整をしている場合

があります。
また、大きな車両が接触する事故の影響により信号の向きが変わることや、台風等の強風により信号機の向きが変わることもあります。

後ほど、当該場所につきましてお聞きしますので、担当である交通課交通規制係で調査を行い結果をお伝えします。

(4) 横断歩道の設置について

【委員】

横断歩道を設置してほしい場所(天王寺区玉造元町3-1 カタリーナホール玉造の北東角付近)がある。

【警察】

横断歩道とは、道路交通法第4条第1項の規定に基づき、同法第2条第1項第4号の道路標識等により設置されるものをいいます。
横断歩道は、横断歩行者の存在及び優先関係を明確にすることにより、横断歩行者の安全を確保することを目的として設置するものであり、その種類として信号交差点・信号交差点以外の交差点・単路の3種類があります。
本案件の横断歩道につきましては、単路の種類に該当します。
単路横断歩道とは、信号交差点や踏切以外の道路(主に一本道)に設けられた横断歩道を指し、標識と予告(ダイヤマーク)がセットされています(設置場所により異なる。)。

設置の基準として、

  • 横断歩行者が多く、道路幅員と自動車交通量との関係から横断歩行者の安全を確保する必要がある場所
  • 通学・通園児・老人・身体障害者等の横断する場所で、道路幅員と自動車交通量から、これらの横断歩行者の安全を確保する必要のある場所

に設置することができるとされています。

しかし、設置する上での制限もあり、

  1. 道路構造上危険な場所
    坂の部分及び坂の始点と終点の付近、曲がり角及びその付近、道路が立体交差となっている場所の取付道路の直近の部分、見通しのきかない屈曲の部分及びその付近
  2. 近接して他の横断歩道又は横断歩道橋がある場所

が挙げられます。

これらを踏まえて当該設置要望箇所を調査したところ、現場はJR環状線玉造駅西側の南北道の駅南側交差点付近と解することができました。
同駅の改札付近に直結するように、すでに単路の横断歩道が設置されており、要望箇所から約25メートルと直近にありました。
前記制限の2.である「場所的制約」に抵触しますので、設置検討は非常に困難な条件でありますことを御理解いただきたいと思います。

当課におきましては、当該横断歩道の利用実態や交通量、要望箇所への移設を視野に入れた現場調査を実施した上で御回答させていただくこととします。

(5) 自転車の取締りについて

【委員】

自転車の交通反則通告制度がはじまりましたが、現在まで、自転車の取締り等はどの様に行われていらっしゃるのでしょうか。

【警察】

自転車に対する交通反則通告制度が本年4月1日に施行されてから1か月間、大阪府下全体の取締状況は以下の通りです。

大阪府下
反則切符告知 267件
(内訳) 信号無視 109件
携帯電話使用等 96件
指定場所一時不停止 47件
遮断踏切立入り 11件
指導警告 6万319件
天王寺警察署管内
反則切符告知 1件
(内訳) 携帯電話使用等 1件
指導警告 1,107件

 

自転車の酒気帯び運転等について

今回の交通反則通告制度の開始には関係がなく、従来からの交通切符(赤切符)若しくは基本事件となるため、計上外としています。天王寺警察署における自転車の取締方針については、大阪府警察のウェブサイトに搭載されている「自転車指導啓発重点地区・路線、天王寺警察署管内」を中心に取締りを実施しており、指導警告に従わない悪質な運転者に対しては反則切符を告知しています。

今後も継続的に実施していきます。